鼻毛処理法として鼻毛を抜いている方いらっしゃいますか?今すぐやめましょう!

ピンセット

純白のドレスにたった一滴の醤油のシミがついていればその汚れが目を引くように、 どんなにメイクをバッチリきめていてもたった一本、鼻毛が飛び出しているだけで、 メイクにかけた努力も台無しになってしまいます。 女性に限らず男性の場合も鼻毛が出ていれば見た目の印象はよくありません。 自分のイメージを左右しかねないほどの力をもっている鼻毛ですが、 他のムダ毛の処理のように毛抜きを使って処理すると危険なことをご存知ですか? 鼻毛は毛抜きだけでなく指で引っ張って抜くのもよくありません。 外出先などで鼻毛が出ているのに気づいたとき、 鼻毛を処理するための道具を持ち合わせていないと、 指でつまんで抜いてしまうこともあるかもしれません。 なかには指でつまんで鼻毛をぬくのがクセになっている人もいると思います。 しかし、それはとても危険な行為です。 なぜそんなに危険なのか、その理由について述べてみたいと思います。

「鼻毛の役割」

鼻毛は見た目を損なうので邪魔者扱いされますが、決して無駄な毛ではありません。

鼻毛には以下のような役割があります。

  • 呼吸の入り口として、外から入ってくるホコリや花粉、細菌といった異物の侵入を食い止めるフィルターの役割。
  • 鼻の中の湿度を保つ保湿効果の役割。
  • 鼻の中には嗅毛とよばれるニオイを嗅ぎ分ける鼻毛も生えていて、嗅覚神経の役割を果たしています。

「鼻毛が減るとどうなる?」

飛び出している一本の鼻毛を抜いたところで、鼻毛のはたしている機能にダメージを与えることはありませんが、
鼻毛を抜くことが習慣になっていたり、鼻毛の処理として、毛抜きや指でつまんで鼻毛をたくさん抜いている場合は、影響を与えることになります。

フィルターの役目を果たしている鼻毛が減るなら、異物が侵入しやすくなり、感染症やアレルギーを引き起こしやすくなってしまいます。

また、鼻毛が減ると、保湿効果も奪われるため鼻の中が乾燥しやすくなり、鼻の粘膜や粘液が乾燥すると感冒などにかかりやすくなります。

鼻の奥には嗅毛というニオイを近くする鼻毛も生えていますが、
毛を処理するときに嗅毛も一緒に抜いてしまうなら嗅覚にも影響を与えることになります。

そして、ニオイに対する感覚がにぶることで味覚にも影響が出て、食べたものをおいしく感じることができなくなります。

「鼻毛を抜くことの危険」

鼻毛をムダ毛として抜いてしまうことは、鼻毛の担っている役割を奪うだけではありません。

毛抜きや指でつまんで鼻毛を引き抜くと毛根ごと抜くことになりますが、それは鼻の粘膜や毛穴を傷つけてしまうことになります。

鼻の入り口から1~1.5㎝あたりには毛細血管が密集するキーゼルバッハ部位と呼ばれる場所があります。

キーゼルバッハ部位は刺激に弱く出血しやすい場所です。

このため、毛根ごと抜く毛抜きはよくありません。

そして、毛根の先にある毛乳頭は血管や神経ともつながっています。

毛を抜くと毛乳頭から引きちぎるかたちになります。

鼻のなかにはフィルターとして鼻毛がからめとった雑菌がいて、それらが傷ついた粘膜や毛穴から血管に入り込む可能性があります。

鼻は脳と隣接しているので、血管から入った細菌が脳に達すれば脳炎や髄膜炎といった深刻な事態を引き起こしかねません。

抗生物質による治療を受けることのできる現在では死亡する事故はほとんどありませんが、昔は実際に鼻毛を抜いて死亡する事故もあったのです。

そして今も、治療方法が確立されているとはいえ鼻のなかには雑菌がいることに変わりはなく、鼻毛をむやみに抜くことが危険だということに変わりはないのです。

鼻毛を毛抜きや指でつまんで引き抜くことは危険なのでやめましょう。

脳への感染以外にも、鼻毛を抜くことには以下のような病気を引き起こす可能性があるため注意して下さい。

毛嚢炎(もうのうえん)

 毛包炎(もうほうえん)ともいい、皮膚の下の、毛根を取り巻く毛包に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌が侵入して起こす炎症です。

 赤い小さなブツブツができ、悪化すると発熱や化膿を引き起こします。

鼻(び)せつ

 鼻の入り口付近に生えている鼻毛の毛根や皮脂腺が感染し炎症を起こした病気で、腫れや痛みがあります。

 悪化すると膿が出てきたり、鼻全体に炎症が広がり、顔もはれることがあります。

丹毒(たんどく)

 毛穴に化膿連鎖球菌などの細菌が侵入して起こります。顔が赤く腫れて痛み、発熱や悪寒、倦怠感をともなうこともあります。

 敗血症などの合併症を引き起こす可能性があります。

「鼻毛は処理してはいけない?」

鼻毛を抜く危険性について述べてきましたが、ここで注意してほしいのは、
鼻毛を抜いてはいけないからといって、鼻毛を処理してはいけないと言っているわけではないことです。

鼻毛が飛び出していることは見た目もよくなく、エチケットとして見苦しくない程度に鼻毛の処理をする必要はあるでしょう。

その際、問題となるのは、どんな方法で処理するのか? ということです。

鼻毛に関しては毛抜きや指でつまんで引き抜くことは危険なので避ける必要がありますが、他の方法で鼻毛を処理することは可能です。

最も勧められるのは、鼻の粘膜や毛穴を傷つける心配が少ない鼻毛用のカッターや鼻毛用のハサミによる処理です。

それらを使って鼻毛を処理するとときに、鼻毛の担っている役割を思い出し、鼻毛を必要以上に刈ることは避け、
最低限の鼻毛処理にとどめるなら、安全な鼻毛処理をしていることになります。

「まとめ」

鼻毛をぬくのがよくないのは、鼻毛が無駄な毛ではなく、体にとって大切な役割をもった毛であることと、
毛を抜くことで鼻の粘膜や毛穴を傷つけ、そこから細菌を侵入させる危険性があることによります。

鼻毛には体に異物が侵入するのを食い止めるフィルターの役割や、鼻の中の湿度を保つ役割、ニオイを嗅ぎ分ける嗅覚にかかわる役割があります。

鼻毛を他のムダ毛処理の感覚で処理してしまうと、鼻毛が果たしている役割を奪うことになります。

たとえば鼻毛がなくなれば、フィルターの役割をするものがなくなり、異物が入り放題になることを意味します。

鼻毛を処理してその役割を奪うことは非常に危険なことがわかります。

さらに、鼻毛を抜く行為そのものが細菌の感染を引き起こしやすくするため避けなければなりません。

鼻毛を抜くことはできなくても、鼻毛の処理そのものは他の安全な方法によって行うことができます。 

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